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こんにちは、てらまえ歯科です。
むし歯が進行して神経がむし歯菌に侵されると、ひどい激痛におそわれ、神経を取り除く治療が必要になります。
むし歯が神経にまで進行してしまった重度の状態になると、歯を削って詰め物や被せ物を装着する治療だけでは治療ができなくなってしまい、神経の治療が必要となります。
それが根管治療です。
海外では数万円する治療?
日本では「根管治療」を保険でうけることができます。
しかし、これはとても珍しいことで、多くの国では「自由診療」になります。
その額、10万円以上ということも…。
つまり、海外では費用の問題から「根管治療」ではなく、より費用のかからない「抜歯」が選択されることも一般的です。
「根管治療」は途中で中断してしまう患者さんが多い治療のひとつでもあります。
治療回数がかかる根管治療
根管治療をした歯は、歯が欠けないように被せる必要性があり、この回数が平均であと3回程度です。
根の治療を始めた歯は被せる所までが治療の一区切りとすれば、平均で前歯で5~6回、奥歯で7~8回治療回数がかかることになります。
根管治療は、精細な動きで音もないため「地味な治療」に感じるかもしれません。
しかし、根管内に細菌を取り残せば、確実にあとで病気を引き起こします。
そのとき、歯を残せる保証はありません。「根管治療」は保険でできる貴重な温存治療です。
治療を中断せずに歯科医師の判断のもと、しっかりと通院して下さい。