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歯の老化は、歯自体の変化(黄ばみ、すり減り、もろくなる)だけでなく、歯周病のリスク増加、唾液分泌量の減少、歯茎の退縮など口腔内全体で起こり、加齢による自然な変化と生活習慣(歯ぎしり、食いしばり、喫煙、力強い歯磨き)が複合的に影響し、トラブルを招きやすくなります。これらは虫歯や歯周病のリスクを高め、見た目の変化だけでなく、噛む力や機能の低下にもつながります。
歯の老化で起こる主な変化
歯の変色・黄ばみ:
エナメル質が薄くなり、内側の象牙質の色(黄色っぽい)が透けて見えるため。
歯の摩耗・亀裂:
噛み合わせの力や歯ぎしりにより、歯がすり減ったり、微細なヒビが入る。
歯茎の退縮(下がり):
歯を支える骨(歯槽骨)が減少し、歯が長くなったように見え、歯周病リスクが上がる。
唾液量の減少:
口腔内の自浄作用が低下し、虫歯や口臭のリスクが増加する。
歯髄(神経・血管)の変化:
過敏症になったり、老化が進む。
老化を早める要因(生活習慣)
歯ぎしり・食いしばり:歯や歯周組織に過度な負担をかける。
喫煙:歯周病を悪化させ、着色の原因にもなる。
強い力での歯磨き:エナメル質を削り、知覚過敏や摩耗を早める。
偏った食生活:歯や歯茎の健康維持に必要な栄養が不足する。
対策と予防
毎日の丁寧なオーラルケア:力を入れすぎず、歯周ポケットも意識する。
定期的な歯科検診:早期発見・早期治療が重要。
禁煙:歯周病予防に不可欠。
食生活の改善:バランスの取れた食事を心がける。
歯ぎしり対策:マウスピース(ナイトガード)の利用。
ホワイトニング:黄ばみが気になる場合の選択肢。
歯の老化は避けられませんが、これらの対策で進行を遅らせ、口腔内の健康寿命を延ばすことが可能です。